ひとくちコラム
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上手いギターと下手なギターの違いってなんでしょうか。リズム感や、ピッキングの正確さなど、色んな面で違いがありますが、私が個人的に一番大きく差を感じるのは、ピッチ(音程)の正確さです。

例えば、速弾きが得意な人は上手いと思いますよね?アマチュアのギタリストでも、速弾きが得意な人はたくさんいます。それでも、イングヴェイ・マルムスティーンやポール・ギルバートのように弾けていると感じられる人はほとんどいません。例え同じフレーズが弾けていたとしても、です。

速いフレーズを弾くことだけに頭が行っていて、チョーキングや、ヴィブラートが適当な人がとても多いのです。(チョーキングやヴィブラートをかけないフレーズでピッチが悪い人も多いです)反対に、速く弾くことが苦手で、ちょっとぐらいミスピッキングがあっても、ピッチが正確だと、ちゃんと音楽的に聴こえるし、よっぽど上手く聴こえます。

バラードでドラマティックなソロを弾くのに、ピッチが悪いチョーキングを聴かされるとがっかりしますよね。
チューニングが狂っているギターを聴かされているのと同じです。残念ながら、アマチュアにはそういうギタリストのほうが多いです。

いくらロックだ、ヘヴィメタルだと言っても、やっぱり音楽なのです。SLAYERだってPANTERAだって、ピッチは正確です。難しいテクニックを練習するのと同じぐらい、正確なピッチで演奏することを心掛けましょう。
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